毛穴のお悩みは女性の約7割が抱えているといわれています。
美肌は毛穴レスというイメージがありますし、毛穴の目立つお肌はメイクが詰まりやすく崩れやすいため、何とかしたいとお考えの方も多いでしょう。
毛穴のお悩みはさまざまですが、その中でも今回は「たるみ毛穴」についてくわしく解説します。
たるみ毛穴の原因とケア方法を徹底調査しましたのでぜひ参考になさってください。
毛穴の役割とは？
そもそも毛穴の主な役割とは「角質層の水分量の調節」と「皮膚の保護」です。
毛穴から分泌された皮脂は汗と混じり合うことで皮脂膜となり、角質層の水分の蒸発を防ぎながら潤いを保つ天然の保護クリームのような働きをします。
皮膚の表面を弱酸性に保ち細菌の繁殖を防いでくれるのも、皮脂膜の働きによるものです。
毛穴にはこの他にも体の中の老廃物を汗や皮脂と共に排出したり、寒い時などに毛穴に付着する立毛筋が収縮して毛穴を閉じ、体温調節をする役割もあります。
たるみ毛穴とは？
たるみ毛穴とは、お肌のたるみによって本来丸い形の毛穴が縦長になったものです。
さまざまな原因からお肌のハリや弾力が失われて皮膚がたるみ、毛穴も下に引っ張られるために毛穴がしずく型に広がってしまうのです。
たるみ毛穴かどうかは、まず鼻の横の頬の部分の毛穴が楕円形をしているか確認してみましょう。毛穴が楕円形をしていて頬を持ち上げると目立たなくなるようなら、たるみ毛穴ということになります。
たるみ毛穴を放置すると毛穴同士がつながって帯状の溝になり、しわにつながる可能性があるため早めの対処が必要です。
たるみ毛穴の原因
たるみ毛穴はエイジングのサインとされていますが、同じ年代でもたるみ毛穴になる人と毛穴レスの人がいるため、加齢によって必ず毛穴がたるむ訳ではなさそうです。
ではたるみ毛穴は何が原因で起こるのでしょうか。
ここでは毛穴がたるんでしまう原因を徹底解説します。
①お肌のハリの低下
たるみ毛穴の原因のひとつはお肌のハリの低下です。
お肌のハリや弾力が失われるとお肌はたるみ、重力に逆らえずに下方向に引っ張られます。
そのため本来丸い形をしている毛穴も楕円形のたるみ毛穴になってしまうのです。
お肌のハリや弾力が失われるのは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少するためで、改善するにはこれらのハリや弾力を補充してあげる必要があります。
②紫外線によるダメージ
紫外線によるダメージによってお肌のコラーゲンやエラスチンが破壊され、お肌のハリが失われることもたるみ毛穴の原因です。
紫外線を浴び続けていると、コラーゲンやエラスチンなどのお肌のハリを保つ成分が減少するだけでなく、これらの成分を生成する母細胞の働きも徐々に弱まってしまいます。
そのため、紫外線対策をしっかりすると同時に質の良いコラーゲンやエラスチンを生み出せる環境を整えてあげることが大切です。
③過剰な皮脂の分泌
たるみ毛穴を引き起こすのはお肌のハリ不足だけではありません。
過剰な皮脂の分泌が原因で毛穴がたるんでしまうこともあります。
これは皮脂が過剰に分泌されることで毛穴が詰まりやすくなり、毛穴が押し広げられてしまうためです。
皮脂の過剰分泌からたるみ毛穴になる場合、毛穴に白い角栓が詰まった状態になっていることが多いため、鏡でチェックしてみましょう。
④お肌の乾燥
お肌の乾燥はハリの低下につながり、やがてたるみ毛穴の原因になります。
とくに加齢によってお肌の保水力が失われているところに乾燥が加わると、急速にたるみ毛穴になる可能性が高まりますので注意が必要です。
またお肌の乾燥はしわの原因になりますから、普段からしっかり対策しましょう。
⑤表情筋の衰え
表情筋が衰えると、皮膚や脂肪を支えることができなくなり、お肌がたるんでたるみ毛穴につながる恐れがあります。
お顔には50もの表情筋があり、表層筋と深層筋でお顔を支えていますが、加齢の影響や表情筋を使わないことで表情筋は衰えてしまうのです。
人との会話が少ないテレワークなどのお仕事の方の場合、とくに意識して表情筋を使うようにして、たるみ毛穴を予防しましょう。
たるみ毛穴をなくすには？
たるみ毛穴をなくすためにはどのような対策をすれば良いでしょうか。
ここでは、たるみ毛穴をケアして改善する方法をくわしく解説します。
たるみ毛穴のケア方法①適度な洗顔
たるみ毛穴のケア方法として、まず適度な洗顔が挙げられます。
実は正しい洗顔ができていない人は少なくありません。
間違った洗顔は、お肌や毛穴にダメージを与えてしまう恐れがあるため、注意が必要です。
正しいクレンジング
クレンジングはお肌へのダメージが大きいため、手早くメイクとなじませてしっかり洗い流すことがポイントです。
クレンジングをお肌にのせている時間は、短すぎるとメイク汚れを落とせませんし、長すぎるとお肌に負担がかかります。目安は1分でクレンジングを洗い流すのが理想的です。
面倒だからと拭き取るタイプのクレンジングを使いすぎたり、疲れてメイクを落とさないまま眠ってしまうと、毛穴に残ったメイク汚れが皮脂と混ざって黒ずみ毛穴やたるみ毛穴につながる恐れがあります。
毛穴にメイク汚れが残りやすい人は、クレンジングの前にホットタオルで毛穴を開いてからクレンジングをおこなうと良いでしょう。
また界面活性剤が配合されたクレンジング剤はお肌に必要な皮脂まで取り去ってしまう恐れがあるため、使用する際は注意が必要です。
正しい洗顔
洗顔は、1日2回洗顔料を泡立てネットなどを使ってしっかり泡立て、泡の圧力で汚れを取り去るのが正しい方法です。
汚れを取りたいからといって力任せに手で擦ってしまうと、毛穴やお肌にダメージを与える恐れがあります。
洗顔はお肌に必要な皮脂を残すためにも優しくおこないましょう。洗い流す際は高温のお湯を避け、ぬるま湯を使うようにしましょう。
高温のお湯で洗い流してしまうと、お肌の潤いを保つために必要な皮脂まで取り去ってしまい、お肌のバリア機能を低下させるばかりか肌トラブルにつながりかねません。
たるみ毛穴のケア方法②保湿
たるみ毛穴のケアには、保湿ケアが重要です。
冬場はお肌が乾燥しやすい季節ですが、実は夏も気づかないうちにお肌が乾燥しやすいため、しっかり保湿ケアをする必要があります。
これはお肌が乾燥した状態が続くと、たるみ毛穴が目立ちやすいだけでなく、お肌のバリア機能の低下による肌トラブルが起こりやすくなるためです。
また乾燥したお肌は紫外線などのダメージを受けやすくなるので、ご自分の年齢やお肌に合った保湿アイテムでしっかりケアしましょう。
たるみ毛穴のケア方法③表情筋を鍛える
たるみ毛穴のケアとして、表情筋を鍛えることもひとつの方法です。
表情筋を鍛えてたるみ毛穴を改善するためには、手軽にできるエクササイズを習慣づけると良いでしょう。
あいうえお体操
表情筋を鍛えるには、あいうえお体操が効果的です。
エクササイズをおこなう際には、できるだけお顔の筋肉を動かすことを意識しましょう。
- 目を大きく見開いた状態で口を大きく「あ」の形に開き、5秒間キープします
- 「い」の口で5秒間キープします。口を横方向に引っ張るイメージでおこないましょう
- 「う」の形で5秒間キープします。この時口はできるだけすぼめ、前に突き出しましょう
- 「え」の形で5秒間キープします。この時目を大きく見開き、口角を上げるイメージでおこなうのがポイントです
- 「お」の口で5秒間キープします。この時も目は大きく見開いた状態で、口をできるだけ縦長に開くことを意識しましょう
たるみ毛穴のケア方法④紫外線対策
紫外線によるダメージは、たるみ毛穴につながります。
紫外線にはA波、B波の2種類があり、A波は雲やガラス窓を通り抜けてお肌のコラーゲンを破壊する性質があるため、天気や季節に関わらず対策が必要です。
家にいる時でも日焼け止めを塗ること、屋外ではサングラスや日傘で物理的に紫外線を避けることを習慣づけましょう。
毛穴レスのお肌を目指す生活習慣
たるみ毛穴があると、お顔の見た目年齢がぐんと上がってしまいます。
何とかしたいけど加齢が原因なら仕方ない、と諦めてしまっている人も多いでしょう。
実は生活習慣を見直すことで、毛穴レスのハリのあるお肌を目指すことができるんです。
ここではたるみ毛穴を改善に導くための生活習慣をくわしく解説します。
①水分補給
体の水分が不足するとお肌が乾燥してハリが失われやすくなり、たるみ毛穴の原因になることがありますから、こまめに水分補給をするよう心がけましょう。
上手に水分補給するには、喉が渇いたと感じる前に水を飲むことがポイントです。
一気にたくさんのお水を飲むと胃腸に負担をかけてしまうため、1時間半〜2時間ごとにコップ一杯の水を少しずつ飲むと良いでしょう。
②バランスの取れた食生活
たるみ毛穴の改善には、内側からのケアも大切です。
毛穴レスの美しい肌をつくるためには、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
糖分や脂質の摂り過ぎや極端な食事制限は、体にもお肌にも良くありません。
1日3食を基本に、炭水化物（主食）、たんぱく質（メインのおかず）、ビタミンやミネラル（副菜）を適量摂ることが大切です。
ここではお肌の環境を整えるために積極的に摂りたい栄養についてくわしく解説します。
たんぱく質
たんぱく質はたるみ毛穴の進行を食い止め、お肌にハリを与える効果が期待できます。
肉や魚、チーズなどの乳製品に含まれる動物性たんぱく質と、大豆製品に含まれる植物性たんぱく質をバランス良く摂ることが大切です。
ビタミンC
ビタミンCはたるみ毛穴に必要なコラーゲンの生成やお肌にハリを与える効果があります。
いちごやキウイフルーツなどの果物やブロッコリー、さつまいもなどの野菜に多く含まれています。
ビタミンE
ビタミンEはコラーゲンを破壊する活性酸素の除去や血行を促進する効果があります。
たるみ毛穴はエイジングサインともいわれているため、老化を引き起こす活性酸素を除去する栄養素は積極的に摂るようにしましょう。
かぼちゃやニラ、玄米、ピーナッツなどに多く含まれる栄養素です。
その他の食事のポイント
活性酸素を除去する栄養素を摂っていても、活性酸素を増やす添加物の多い食品や脂質を摂り過ぎていては効果が期待できません。
加工食品やインスタント食品、揚げ物などの脂っこい食べ物は摂り過ぎないよう注意が必要です。
③ゴールデンタイムにとる質の良い睡眠
たるみ毛穴の改善には、ゴールデンタイムに質の良い睡眠をとり、美肌に欠かせない成長ホルモンの分泌を促すことが効果的です。
成長ホルモンとはお肌のターンオーバーを促す働きがある物質で、午後10時〜午前2時のゴールデンタイムと呼ばれる時間に最も多く分泌されます。
眠りが浅いと成長ホルモンが十分に分泌されず、お肌のターンオーバーが乱れて肌トラブルにつながる恐れがあるため、注意が必要です。
また光の刺激で質の良い睡眠に入りにくくなってしまうので、寝る直前にスマホやパソコンを使うのは避けた方が良いでしょう。
たるみ毛穴にやってはいけないこと
たるみ毛穴のケアの中にはやってはいけないことがあります。
毛穴トラブルがあるとメイクをしても崩れやすく目立ちやすいため、少しでも早く改善したいものです。
でもそのために間違ったケアをおこなうと、症状が悪化してさらなる肌トラブルにつながる恐れがあるため、注意が必要です。
ここではたるみ毛穴にやってはいけないことをくわしく解説します。
過度な洗顔やクレンジング
毛穴の詰まりや汚れをきれいに取るのは良いことですが、そのために過度な洗顔やクレンジングをおこなうと毛穴にダメージを与える恐れがあります。
とくにゴシゴシこする行為はお肌にとっても毛穴にとっても良くありません。
洗顔ブラシやスクラブを使った洗顔は、一時的にお肌がスベスベになったと思っても毛穴の開きや過剰な皮脂分泌につながる可能性があります。
たるみ毛穴を改善するには、正しいクレンジング、洗顔を心がけましょう。
角栓を押し出す
角栓が目立つと押し出して取り除きたい衝動にかられますが、これは最もやってはいけない間違った毛穴ケアです。
角栓の周りの皮膚へのダメージや炎症、角質が厚くなってしまうなどの肌トラブルにつながる恐れがあります。
角栓が気になる場合は、酵素やピーリング効果のあるスキンケアアイテムを使ってケアすると良いでしょう。
毛穴のたるみには小顔サロンの施術も効果的
毛穴のたるみには小顔サロンの施術が効果的です。
常に最先端の技術と知識をもって美を追求するBeauty Studio BILAの顔頭筋ストレッチリフトは、1度の施術でお顔のたるみを改善される可能性を感じて頂けるでしょう。
ラジオ波と組み合わせた施術では、ラジオ波がお肌を内側から温めてコラーゲンとエラスチンの生成を促し、顔頭筋ストレッチリフトが表情筋にアプローチするダブルの効果でたるみ毛穴の改善を目指します。
またお顔周りの血行が良くなるため、肌色がトーンアップしてイキイキとした印象になれる点もおすすめポイントです。
まとめ
たるみ毛穴の原因と、たるみ毛穴を本気でなくすための正しいケアについて解説しました。
たるみ毛穴はさまざまな原因から起こる毛穴トラブルのひとつですが、お肌の老化とも深い関わりがあるため、若々しいお肌を保つためには放置せず早めに対処することが大切です。
生活習慣を見直すとともに小顔サロンでプロの施術を受けることで、たるみ毛穴を改善し、毛穴レスの美肌を目指しましょう。
