顔のたるみが顕著になってきて、「鏡を見るたびに落ち込んでしまう…」という方も多いのではないでしょうか。
“顔のたるみ”は誰もが経験するエイジングサインの一つですが、しっかりと対策すれば、たるみを解消して若々しいお顔を取り戻せます。
このページでは、顔のたるみを解消する方法を分かり易く解説していますので、顔のたるみを解消したい方はぜひ参考にしてください。
まずは顔がたるむ原因から確認していきましょう。
顔がたるむ原因は?
顔のたるみは様々な要因が複雑に関係して起こりますが、特に大きく影響するのが「表情筋の衰え」と「コラーゲンやエラスチンの減少」です。
他にも、脂肪の増加やリンパの滞りが、顔のたるみを加速させてしまいます。
- 表情筋の衰え
- コラーゲンやエラスチンの減少
- 脂肪の増加
- リンパの滞り
顔がたるむ原因を順番にチェックしていきましょう。
表情筋の衰え
私たちの顔の内側には数十種類もの表情筋が張り巡らされています。
表情筋とは顔の皮下にある筋肉のことで、表情筋の働きによって人は表情を作っていますが、年齢とともに表情筋が衰えると顔にたるみが生じてしまいます。
また、日常生活で使われる表情筋は全体の3割程度にすぎません。表情を作る機会が少ない方や表情が乏しい方は、より表情筋が衰えやすくなってしまいます。
表情筋が衰えると、脂肪や皮膚を支えにくくなり、顔全体が少しずつ下がっていき、気づけば顔のたるみが目立つという結果に。
すでに顔のたるみが顕著な方は、意識して表情筋を動かすことが大切です。
コラーゲンやエラスチンの減少
加齢によるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの減少も、顔がたるむ主な原因の一つです。
コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンといえば、肌のハリ・弾力に欠かせない成分です。
若い時はこれらの成分がたっぷりお肌を埋め尽くしていますが、加齢とともに減少してしまうため、フェイスラインがぼんやりとしてきます。
コラーゲン | 真皮内に網目状に張り巡らされたスポンジのような組織。肌に弾力と潤いを与える。 |
ヒアルロン酸 | 網目状にあるコラーゲンの間を埋めるように存在。肌の水分を保持する役割があり、潤いを与える。 |
エラスチン | コラーゲンをつなぎ止めるようにして支えている弾力線維。肌の弾力において重要な役割を果たす。 |
なぜこれらの成分が減少するのかというと、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを産み出す細胞「線維芽細胞」が40代を境に減少するからです。
線維芽細胞が衰えることで美容成分の供給が減ってしまい、たるみやシワなど、年齢のサインが目立つようになります。
脂肪の増加
余分な脂肪が増加すると、その重さで顔のたるみを加速させてしまいます。
特に顔まわりは「脂肪が付きやすく落ちにくい」というやっかいな部位です。
加齢に伴い「二重アゴになりやすくなった」「顔の脂肪だけ落ちない」という方も多いでしょう。
脂肪の増加が原因で顔のたるみが下へ下へと移動してしまうと、ほうれい線が目立ちやすくなり、実年齢よりも老けて見えやすくなる場合もあるので注意が必要です。
リンパの滞り
リンパの滞り、いわゆる「むくみ」も顔のたるみを加速させる要因の一つです。
リンパが滞っているということは、顔の周囲に老廃物や余分な水分が溜まっている状態です。この状態を放置すると、顔のたるみを助長することにつながります。
また、リンパの滞りを放置すると、「むくみやすい」「冷えやすい」といった悪循環が生じるため、むくみはその都度解消してあげることが大切です。
顔のたるみ解消に効果的な対策
それでは、顔のたるみ解消に効果的な対策をチェックしていきましょう。どれも簡単にできるものばかりなので、できることから始めましょう。
顔のたるみ解消に有効な方法は次のとおりです。
- 表情筋を鍛える
- 線維芽細胞を活性化させる
- むくみを取る
- 余分な脂肪を溜めない
- リフトアップマッサージを行う
順番に解説していきます。
顔のたるみ対策①表情筋を鍛える
普段使われない表情筋も意識しながら、全体の表情筋を動かし、顔の内側から引き締めていきましょう。
たくさんの表情筋が口の周りの筋肉「口輪筋(こうりんきん)」から顔全体に放射状に伸びているので、口輪筋を中心に鍛えていきます。
口輪筋を動かすことで、連動して顔の表情筋の8割ほどが動くとされているので、口を大きく開けてみたり、口角を上げてみたりするのがおすすめです。
ぜひやって欲しい「表情筋トレーニング」を3つご紹介します。
【表情筋トレーニング①】
- 口全体を大きく開けたまま「あ」と発音する
- 口を真横に引きのばし「い」と発音する
- 口を突き出すようにして「う」と発音する
- 口角を上げて「え」と発音する
- 口を大きく縦に開き「お」と発音する
【表情筋トレーニング②】
- 口は閉じたままで笑顔をつくる
- 頰を高く上げたまま笑顔を10秒ほどキープ
- 口を軽く開け、前歯が出るように笑顔をつくる
- 口角と頰を高く上げたまま笑顔を10秒ほどキープ
【表情筋トレーニング③】
- 500mlのペットボトルに100ml水を入れる
→慣れてきたら水の量を200mlに増やす - ペットボトルを歯は使わずに唇でくわえる
- ペットボトルを持ち上げて30秒間キープ
①②の表情筋トレーニングはいつでもできるので、テレビを見ながら、スマホを見ながら、思い立った時にスキマ時間を使って行い、少しずつ表情筋を鍛えていきましょう。
顔のたるみ対策②線維芽細胞を活性化させる
コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを産み出す細胞「線維芽細胞」を活性化させ、美容成分が満足に供給されるように導くことも大切です。
線維芽細胞を活性化させる成分を含む食品やサプリメント、基礎化粧品などを積極的に取り入れていきましょう。
線維芽細胞を活性化させる成分には以下のようなものがあります。
- ビタミンC
- FGF
- プラセンタ
- イソフラボン
- レチノール
特徴 | 効果 | |
ビタミンC | 強い抗酸化力を持つ | 線維芽細胞を活性化 |
FGF | 線維芽細胞増殖因子 | 線維芽細胞の増殖を促す |
プラセンタ | 線維芽細胞増殖因子(FGF)が多く含まれている成分のひとつ | 線維芽細胞の増殖を促す |
イソフラボン | 体内で女性ホルモンと似た作用をする | 線維芽細胞を活性化 |
レチノール | ビタミンAの一種で、必須美容成分のひとつ | 線維芽細胞を活性化 |
ぜひ食品やサプリメント、スキンケア商品選びの参考にしてください。
顔のたるみ対策③むくみを取る
リンパの流れを良くして、顔のむくみを解消しましょう。
リンパの流れを良くするには、「温冷ケア」がおすすめです。温冷ケアとは「温める」と「冷やす」を交互に繰り返すもので、効率よく血流を促しむくみ解消へと導きます。
- 約40℃のお湯で顔を洗う
- 温めた手で顔全体を包み込む
- 温めた手を首にフィットさせる
- 冷たい水で顔を洗う
- 冷えた手で顔全体を包み込む
- 冷えた手を首にフィットさせる
※一連の流れを2〜3セット繰り返しましょう。
顔のむくみを気にして、水分を摂らないようにする人もいますが、水分不足によりリンパの流れが滞り、逆にむくみやすくなるので注意が必要です。
水分量の目安は「体重×30ml」とされているので、体重50㎏なら1.5L/日の水分摂取を目安に、リンパの流れを良くしていきましょう。
顔のたるみ対策④余分な脂肪を溜めない
たるみのないスッキリとした小顔になるために、余分な脂肪を溜めない生活を心がけましょう。
食べ過ぎや脂質の多い食事を避け、健康的な標準体重を目指すのをおすすめします。
【標準体重】
標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22 |
(例)身長160cmの場合の標準体重
1.6(m)×1.6(m)×22=56.3(kg)
無理なダイエットは体調を崩す可能性があるだけでなく、リバウンドしてしまうため不要です。
標準体重を大幅にオーバーしている方は、食事と運動での健康的なダイエットが必要になりますが、体重減少は「1ヶ月に現在の体重の5%以内」にとどめましょう。
1ヶ月の体重減少を、現在の体重の5%以内にとどめるとリバウンドしにくいとされています。
このペースで体重を落としていくことができれば、半年程度でお顔も一回り小さくなり、たるみも気にならなくなるでしょう。
顔のたるみ対策⑤リフトアップマッサージを行う
顔のたるみにはリフトアップマッサージが効果的です。
リフトアップマッサージでは、表情筋のゆるみやコリを刺激し、引き上がったお顔を目指します。マッサージ方法は次のとおりです。
- 耳を引っ張りながらぐるぐる回してウォーミングアップ
- 親指を使って頬骨を下から上にぐーっと押し上げる
- 小鼻のわきのくぼみを強めに指圧
- 耳の穴の前側にあるくぼみ部分を10秒指圧
- あご先から耳下まで挙でゴリゴリ引き上げる
- 首筋を上から下へ、さするように指でなぞって老廃物を流す
- 鎖骨のくぼみを強めに指圧
リフトアップマッサージはむくみ解消にも効果が期待できます。
毎日続けることでより効果が期待できるので、ぜひリフトアップマッサージを続けてみてください。
すぐに顔のたるみを解消したいならプロの手を借りよう
「セルフケアでは物足りない」
「すぐにでも顔のたるみを解消したい」
このような方には、プロの手を借りるのもおすすめです。
プロのエステティシャンは顔の筋肉の構造を熟知しており、適切なアプローチが可能です。
セルフケアでは手の届かないところまで的確にアプローチできるので、老廃物や余分な水分の排出が促進されてお顔がスッキリするだけでなく、頭皮から連鎖しておこる顔のたるみを改善へと導いてくれます。
他にも、顔の左右差を解消できたり、目鼻立ちがハッキリして顔に立体感が生まれたりするのも嬉しいポイントです。
左右差のない引き締まった小顔を目指せる
顔の左右差は筋肉の張りや血行不良などから起こりますが、プロの施術では一人ひとりの顔の状態や歪みをしっかり把握したうえで施術を行います。
左右差を解消するために、頭の筋肉へのアプローチからスタートし、お顔のコンディションを根本から整えることも可能です。
心地良い圧をかけながら表情筋の強ばりを取り除き、顔のたるみと左右差を同時に解消へと導くため、左右差のない引き上がった小顔が手に入ります。
目鼻立ちがハッキリして顔に立体感が生まれる
むくみや脂肪によって埋もれていた目や鼻があらわになることで、顔に立体感が生まれます。
施術を定期的に続けることで、整形級の変化を遂げる方も少なくありません。
手技によって骨格を変えることは難しいとされていますが、老廃物や脂肪・余分な水分の排出を促し、骨や筋肉に正しくアプローチすることで大きな変化が得られるのです。
プロの施術を受けると、的確なアプローチの相乗効果により、「パッチリ目になった」「鼻が高く見える」など、思わぬ変化にも喜べるでしょう。
1回でも変化に満足する方がほとんど
プロのエステティシャンにお任せすれば、一人ひとりの筋肉の状態やたるみの原因をしっかり把握したうえでアプローチできるため、1度でも大きな変化を得られます。
ほとんどの方が、1回でも「顔が小さくなった」「たるみが軽減した」など嬉しい変化を実感しており、非常に満足度が高いです。
効果はエステティシャンの腕によって左右されるため、サロン選びは大事になりますが、口コミでも評判のサロンを選べば間違いないでしょう。
顔のたるみが気になる方はもちろん、小顔になって目鼻立ちをハッキリさせたい方は、リフトアップを得意とするエステサロンで一度施術を受けてみてはいかがでしょうか。
たるみを解消して引き上がった小顔になろう!
“顔のたるみ”は何も対策をしないと深刻化してしまうため、小さなサインも見逃さず日々ケアしてあげることが大切です。
今回ご紹介した対策を根気よく続ければ、顔のたるみ解消につながるでしょう。
すぐにでも顔のたるみを解消したい方には、プロの施術を受けるのもおすすめです。セルフケアを行いつつ、プロの施術を受けることで、最短で顔のたるみを解消できます。
なお、当店では1度で引き上がったシャープな小顔を目指せる独自メソッド・日本初「顔頭筋ストレッチリフト」を提供しています。これは頭皮から連鎖しておこる顔のたるみを改善し、リバウンドしない小顔へと導く特別な施術です。
熟練の技術により、たるみのない引き上がったお顔を目指せますので、顔のたるみでお悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。