マスク生活にもすっかり慣れてきた中で、これからの季節マスクをとって外出することが増えると言われています。マスクで顔が隠されていた時は安心しきっていたお顔のケアも鏡に映る自分を見て焦っている人もいるのではないでしょうか。
女性が抱えるお顔の問題は多岐に渡ります。エラ張り・むくみ・二重あご・丸顔・面長・毛穴・左右の歪み・たるみ・しわなど様々ですよね。
今回は、そんな女性のお顔の悩みに効果があると言われている「小顔コルギ」について解説していきます。
小顔コルギとは
小顔コルギとは大きく「小顔」と「コルギ」に分けて考えなければなりません。
まず「コルギ」についてですが、コルギとは韓国で生まれた美容になります。美容といえば
韓国美容のブームが今も続いており、その中でもコスメと並んで「コルギ」が注目を集めています。コルギとは感じで「骨気」を書きますが、この時点ですでに骨へのアプローチという意味はわかると思います。
手や腕を使って骨を刺激する手法になりますので、かなりの圧力をかけて行います。
骨と骨の間にある老廃物を排出することを促すのがコルギの主な目的で、通常のリンパや筋肉に対して行う通常のマッサージとは異なります。
元々コルギは韓国で開発された民間療法で15年ほど前から日本でも取り入れるサロンが増えてきており、その後の韓国美容ブームや韓国芸能人気の影響で日本国内においても認知されるようになったと言われています。
それまでは、女性の顔へのフェイシャルマッサージやフェイスケアはあったものの、主には
スキンケアや顔のお肉に対してアプローチするものが多かったのですが、コルギが流行してからは、より深部に対してアプローチする施術が増えてきたわけです。
その理由は、女性のより大きな悩みである「顔が大きい」という悩みにあると言えるでしょう。つまり「小顔」に向けたアプローチです。
そうして「小顔」という目標の言葉と小顔を目指すための施術である「コルギ」をあわせて
「小顔コルギ」というジャンルが生まれたわけです。
小顔コルギの効果
顔が大きく見えてしまう原因というのは、骨格によるものだけとは限りません。
年齢によるものや体調や不規則な生活によって生じることもあるのです。
小顔コルギでは、顔の骨と筋肉の両方へアプローチをすることになるため、滞っているリンパや老廃物を流すことで血流がアップされることで代謝が上がります。
骨格そのものを変えるわけではありませんが、顔は意外にも「浮腫」や「老廃物」によって大きく見えてしまうことがあります。
そんな顔への深部まで届くアプローチ、それが小顔コルギが人気な理由なのです。
では小顔コルギの効果とはどのようなものがあるのでしょうか。
主な効果としては
1. 小顔効果
言葉の通り、小顔効果が期待できます。小顔コルギの施術によって総合的な結果として「小顔」になるわけです。具体的にはフェイスラインがシャープになり、顔全体が引き上がることで理想の小顔へと近づくことになります。
2. 浮腫
小顔コルギでは、骨と筋肉の間へのアプローチによって老廃物を流します。その結果として顔の浮腫を低減することにつながります。浮腫の主な原因は「余分なリンパ液」であり、それが減ることで顔の浮腫がなくなります。
3. たるみ
加齢による「たるみ」は、市販の化粧品やグッズではなかなか解消することができない女性にとっての大きな悩みの一つです。小顔コルギでは「たるみ」の原因である皮膚の老化や伸びてしまった皮膚に対してアプローチします。また「たるみ」は、顔だけが原因ではなく、顔とつながっている頭皮も関係していますので広範囲のケアが求められます。
4. くすみ
小顔コルギでは、顔の深部までアプローチすることで血行が促進されるため、
顔色がよくなる効果も期待できます。顔には、目の下など皮膚が薄い箇所があるため顔の血行が良くなるだけでくすみも改善されます。
小顔コルギの来店頻度とは
小顔コルギは即効性の高い施術とされています。一度の施術で目に見える効果を感じられる方が多いのが特徴です。小顔コルギでは、頭蓋骨全体を骨と骨の間の老廃物を流していくので、それまで老廃物が溜まった状態の方ほど、大きな効果があるのです。
もちろん施術時間や技術、そして症状の度合いによって個人差があります。
小顔コルギはリラクゼーション的な意味合いは薄く、エステ効果を求めた施術になるため最初は定期的に受けることが重要になってくるでしょう。
個人差はありますが、当初は月に2、3回程度コンスタントに来店して施術を受けることで顔を「あるべき姿」へ定着させます。その後は、メンテナンスとして月に1度程度へ回数を減らしていくことになるケースが一般的です。
小顔という非常に大きな悩みを改善するわけですから、1回だけで変わって定着することはないと考えて良いでしょう。ただし、小顔は決して生まれ持った骨格だからと諦めてしまう必要はないと言えるでしょう。
小顔コルギは痛いのか
答えとしては「一般的には痛い」と言っても良いでしょう。
当然、今まで触られたことがない顔の骨や筋肉、そしてその間の筋膜などを触っていくので
痛みを感じることになるでしょう。
それはどの部位でも同じことですので顔に限ったことではありません。
それだけ、無駄な老廃物が溜まっていることの証でもあります。
この無駄な老廃物が小顔コルギの施術によって少しづつ減っていくことによって、痛みも和らいでいくことになりますので、ずっと痛いわけではないので安心してください。
小顔コルギは痛みを与えることが目的ではない
ここで勘違いして欲しくないことが、コルギというと「激痛」「とにかく痛い」と言ったイメージを持っている方も少なくありません。TV番組などで芸能人が「コルギ」を体験してみて「激痛を体験する」といった企画などをみたことがあるのではないでしょうか。
これは、コルギの正しい認識ではありません。
コルギは、施術において痛みを与えることを目的としているわけではないので、痛くて我慢できない場合は、素直に痛いと伝えてくれると優しくしてくれるはずです。
小顔コルギはセルフでできるのか?
小顔コルギは、自分でやることは難しい施術の一つではありますが、セルフで行うことができるものもあります。
では毎日のセルフケアについて解説しています。美容整形などでメスを入れることなく小顔を目指す女性にとって参考になる内容となっておりますので、ぜひお買い求めください。
小顔コルギブームは終了?
美容法やエステ施術には常にブームがあります。コルギもそのブームがありました。
約10年前に起こったコルギブームですが、そのブームは現在も消えることなく続いています。その理由として、「小顔」が日本女性の美容における大きな悩みであり続けるからでもあります。
それはブームではなく文化になったといえるのかもしれません。
小顔コルギの施術内容とは
小顔コルギの施術にはエステサロンごとに内容が異なります。しかしながら、コルギが「骨気」と表されるように骨にアプローチするということは共通しています。それだけ顔の深部までケアするのがコルギの意味だからでしょう。
その前提として具体的な小顔コルギの施術内容について解説いたします。
腕首肩周りへのアプローチ
脇の下の腋窩リンパは体における大きなリンパ節であり、老廃物が溜まりやすい箇所になります。そこにアプローチをかけることは顔にも大きな効果が期待できます。
特にコロナ禍でパソコンやスマホ時間が増加し、在宅ワークによって一定の姿勢で凝り固まった体は、むくむ原因の一つと言えるでしょう。
頭頂部へのアプローチ
頭蓋骨のテッペンを覆っている筋膜のことを帽状腱膜と言います。普段触ることのない部位でもあり、人に触られると痛気持ちいいと感じる方も多いです。
頭皮は、頭を使う人が硬くなりがちな部位で、ほぐしてあげることで顔が引き上がります。
側頭筋へのアプローチ
側頭筋とは、顔の真横にある耳の上の大きな筋肉です。歯を食いしばったりすると動く筋肉です。ここが凝ってしまうと「たるみ」「ほうれい線」の原因になってしまう小顔にとって重要な部位と言えるでしょう。
後頭筋へのアプローチ
後頭筋とは、後頭部の首の付け根にある筋肉です。首肩ともつながっている箇所なので肩こり・首のこり・猫背・背中の張りなどにも影響がある重要な部位です。当然、顔の「たるみ」にも関係してくるのでしっかりとケアしておくことが大切です。
前頭筋へのマッサージ
眉から額、そして髪の毛にまでの大きな筋肉として前頭筋があります。額のシワやまぶたのたるみの原因にもなるとされる前頭筋は、パソコンやスマホを常時見ている現代人にとって凝り固まりやすい部位の一つです。
この筋肉へアプローチすることで目がぱっちりとしますし、顔全体の筋肉が引き上がるので小顔効果が期待できるのです。
顔筋へのマッサージ
顔の筋肉は細かいものを合わせると40種類を超えると言われている非常に繊細で複雑な箇所です。それらが複雑に関係し合いながら顔は形成されていることになります。
そのため、繊細な手技と豊富な経験が求められます。決して機械を当てるだけで、改善されるほど単純なお話ではありません。
そして大切なのが、小顔コルギにおいては、日常の顔の角度。つまり頭を起こした状態で施術することが何よりも大切です。なぜならば、寝ている状態で施術したとしても、実際には起きた状態で顔を動かすからです。
そのため、寝た状態で小顔コルギをやるお店は気をつけたほうが良いでしょう。
顔には常に重力がかかり、その状態において「小顔」であることが求められているわけですから。当然と言えば当然でしょう。
小顔コルギサロンの見つけ方
小顔コルギを取り扱うサロンは、これまでのコルギブームによって数を増やしてきました。
その反動で、小顔コルギによるトラブルも増えているのが現状です。自分の大切な顔を触ってもらって施術するわけですから慎重にお店選びをしましょう。
注意すべきお店の特徴
ここでは、小顔コルギのエステサロンを探す際に気をつけたほうがいいお店の特徴についてご紹介します。
・小顔コルギを機械で実施するお店
・経験の少ないスタッフによる施術
・できたばかりでクチコミ情報のないお店
・小顔コルギ以外にも多数の施術があるお店
・ネイルサロン・マツエクサロンも併設しているお店
こうした特徴のあるエステサロンは、本当に質の高い小顔コルギを受けられるかどうか分かりません。しっかりと慎重に選ぶようにしてください。
小顔コルギとは、非常に繊細な施術であると同時に、骨へアプローチすることで、少し間違えてしまうと顔に大きな怪我を負ってしまうリスクすらあります。つまり誰でも簡単にできる施術ではないわけですからこそ、信頼できるお店かどうかチェックしてみてください。
小顔コルギの施術後に気を付けること
小顔コルギの施術後は、非常に血流が促進されて顔の老廃物が流れている状態です。
顔が小さくなって気持ちも明るくなっていることでしょう。しかし注意しなければならないことがあるのでご紹介します。
小顔コルギ施術後:飲酒は厳禁
施術後は、非常に血行が促進されており体の吸収力が高まっています。そのタイミングで飲酒をしてしまうと、いつもよりアルコールが回ってしまい、過度な好転反応が出てしまう場合があるので施術当日は控えましょう
小顔コルギ施術後:違和感が出る場合もある
小顔コルギは、筋肉の下の骨にまでアプローチするため筋肉痛に近い痛みやもみ返しのような違和感を感じる場合があります。それは数日で解消されますので心配は不要です。それでも痛みが引かない場合はサロンに相談してみてください。
小顔コルギ施術後:腫れが出る場合もある
施術後に人によっては腫れが出る場合もあります。腫れやすい体質の方や青みが出やすい方は施術の前に事前に相談するようにしましょう。小顔コルギだからといって、痛みを我慢してまで受ける必要はありません。
腫れた場合にはサロンに相談して指示を仰いでください。多くの場合は数日で腫れはひきますが、自分の体に合う・合わないという問題もあるので、今後の施術は慎重に検討してみてください。小顔コルギは全ての方にとって最適な施術とは限らないのですから。
小顔コルギについてまとめ
小顔コルギは、女性の悩みである「小顔」を顔の深部である骨までアプローチすることで小顔を目指す施術です。小顔というと美容整形手術によって行われるものという印象をお持ちの方も多かったと思います。
とはいえ、顔にメスをいれることに抵抗感を感じる方も多く、いつの時代も顔の悩みは女性にとって大きな悩みです。
それが骨格を変えることなく、メスをいれることなく改善することができる小顔コルギは 一度は試してみる価値があるのではないでしょうか。